契約書は「全部読む」より「拾わせる」から始める
産直の出荷契約や観光施設の業務委託など、契約書を前に手が止まる場面は多いものです。全文を要約させると、肝心の一文が埋もれがちです。そこで「気になる条項だけを3行で拾わせる」使い方をおすすめします。
そのまま使えるプロンプト
以下の契約書から、自社に不利になりうる条項を最大3つ拾ってください。
各条項を「条番号/内容を1行で/なぜ気になるか」の3行で示し、
最後に「専門家や担当者に確認すべき箇所」を箇条書きで添えてください。
断定せず、判断に迷う点は「要確認」と書いてください。
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(契約書の本文を貼る)
たとえば道の駅の出荷契約なら、返品時の費用負担、解除の条件、他店への出荷を制限する条項などが拾われやすくなります。
使うときのコツは、契約書を一度に丸ごと貼らず、前半と後半に分けて試すことです。長い文書を一度に渡すと、後半の条項が拾われにくくなります。第1条から半分ほどまで、次に残りと、2回に分けて同じプロンプトを使ってください。
なぜ「3つ」「3行」「要確認」が効くのか
件数を決めないと、AIは網羅しようとして重要度の低い指摘まで並べます。上限があると優先順位をつけざるを得ません。また「要確認」と書かせておくと、AIの推測を事実と取り違えにくくなります。
拾われた条項をどう扱うかは、自社の実務への影響で分かれます。たとえば返品の費用負担が出たら、直近の返品がどれくらいあったかを思い出し、年間でいくらになりそうかを自分で見積もります。影響が小さければ後回し、大きければ相手に修正を相談する候補にします。
明日やる一歩
古い契約書のコピーで試すのが安全です。上のプロンプトをそのままコピーして貼ってみてください。社名や金額などの機微な情報は、AIに入れる前に伏せるのが基本です。AIの指摘は「どこから読むか」の目安であり、最終判断は専門家に相談しましょう。つまずきやすいのは、AIの3行をそのまま相手への修正依頼に使ってしまうことです。まず担当者や専門家に見せ、確認したい点を絞ってから相手に伝えると、やり取りがスムーズです。