告知文が「どこかよそ行き」になる理由
道の駅の新着告知をAIに頼むと、整ってはいるのに「うちの言葉じゃない」文章が出てきがちです。原因は、自社の言い回しの情報がAIに渡っていないことです。
過去の告知文を「見本」として渡す型
反応の良かった過去の告知文を2〜3本、そのまま貼り付けます。
以下は当店の過去の告知文です。
【見本】(ここに2〜3本貼る)
この見本の語尾・呼びかけ・絵文字の使い方・文の長さを守り、
次の内容で新しい告知文を書いてください。
【内容】新米コシヒカリの直売を10月10日から開始。数量限定。
【条件】200字以内。見本にない言い回しは使わない。
なぜこの型が効くのか
「親しみやすく」と指示しても、AIには何を基準にすればよいか分かりません。見本があれば、「〜ですよ」「ぜひ寄ってくださいね」といった自社の癖をAI自身が読み取ります。条件の「見本にない言い回しは使わない」が、よそ行きの表現を抑えるブレーキになります。
現場でつまずきやすいのは、見本に古い告知や他店の文章が混ざることです。語尾がばらつき、仕上がりも揺れます。まずは反応の良かった3本に絞りましょう。
もう一つの場面は、告知の用途が違うのに同じ見本を使うことです。たとえば直売の告知に、観光案内の丁寧な返信文を見本として貼ると、硬い仕上がりになります。告知用は告知文、問い合わせ返信用は返信文と、見本を用途ごとに分けて保存しておくと、次回からコピーするだけで済みます。
見本の本数で判断が分かれます。1本しかない場合は、語尾の傾向は伝わるものの揺れやすいので、条件に「語尾は『〜ですよ』で統一」と一文足します。5本以上ある場合は、今回の季節や商品に近いものを3本だけ選び直します。仕上がりの日付・価格・数量は見本ではなく元の資料と突き合わせましょう。
明日やれる一歩
過去の告知文を3本選び、上のプロンプトにそのまま貼ってコピーして使ってみてください。観光案内の問い合わせ返信や、産直野菜のPOP文章にも同じ型が使えます。出てきた文章は、出す前に人が一度読んで直しましょう。