アンケートが集まらない原因は「設問」にある

道の駅の来館者アンケートや、観光客向けの満足度調査。回収率が低い、「その他」ばかりになる、という悩みは、設問が長い・二つのことを同時に聞いている・答えにくい、といった作りが原因のことが多いです。そこで、作った設問をAIに「批評」させ、答えやすく直してもらう方法を紹介します。

図1: 二つを同時に聞く設問を、1問1テーマの2問に分けた例

そのままコピーして使えるプロンプト

あなたはアンケート設計の専門家です。
以下の設問を、回答者(新潟の道の駅に来た観光客)の立場で批評してください。
1. 答えにくい点(二重質問・あいまいな言葉・誘導)を指摘
2. 答えやすく直した案を1つずつ
3. 選択肢が必要なものは選択肢も提案
【設問】
・当駅の商品の品揃えと価格にご満足いただけましたか?

この例だと「品揃えと価格」を一度に聞いている点が指摘され、2問に分けた案が返ってきます。

なぜこの書き方が効くのか

ポイントは「回答者の立場で」と指定することです。作り手は中身を知っているので、設問の分かりにくさに気づけません。AIに回答者役をさせると、初めて読む人の目線で引っかかる箇所が出てきます。また「指摘→直し案」と順番を決めると、批評だけで終わらず、そのまま使える文面が手に入ります。

図2: プロンプトが効く3つのポイント

つまずきやすい点と判断の分かれ目

AIの直し案は、きれいな言葉に寄りすぎて、現場の言い回しから離れることがあります。たとえば「ご利用の動機をお聞かせください」と返ってきたら、「今日はなぜ寄りましたか?」のように、直売所で使う話し言葉に戻してください。また、設問が10問を超える場合は、AIに「削ってよい設問」も挙げてもらいます。迷ったら、結果を誰が見て何を決めるのかを基準にし、使い道のない設問は思い切って減らします。回答時間は2〜3分に収めるのが目安です。

明日やれる一歩

手元の既存アンケートから設問を3つ選び、上のプロンプトの【設問】部分に貼り付けて試してみてください。直し案は鵜呑みにせず、現場を知るあなたが最終判断を。直した設問を数人のスタッフに見せて「答えやすいか」を聞くと、さらに精度が上がります。