何が起きたのか

Googleの最新AI「Gemini 4 Argon」が、10月13日(現地時間)に一般提供を始めたと報じられています。9月30日の発表時は一部の組織向けでしたが、今回から月額2,900円のプラン(Google AI Pro)などの契約者が、Geminiアプリや検索の「AIモード」で使えるようになりました。性能はOpenAIやAnthropicの最上位モデルと並ぶとうたわれています。料金は報道ベースなので、契約前に公式で要確認です。

図1: Gemini 4 Argonは9月30日の限定提供から、10月13日に月額2,900円のプランから使える一般提供へ進んだ

新潟の現場にとっての意味

良い面は、最上位級のAIが月数千円の個人プランで試せることです。たとえば道の駅の売り場で、新米や日本酒の紹介文、外国人観光客向けの案内文を作る場面なら、これまで「安いAIでは物足りない」と感じていた文章の質を確かめ直す価値があります。

気をつけたい面もあります。新しい高性能モデルは話題先行になりやすく、「乗り換えれば何でも解決する」と期待しすぎると失望します。また、個人プランに社内の顧客情報や売上データをそのまま入れるのは避けるべきです。現場では、モデルの優劣よりも「どの仕事に、どの情報まで入れてよいか」というルール作りのほうが、効果に効いてきます。

私が支援の現場で感じるのは、AIの差は「質問の型」で大きく変わるということです。モデルが良くなっても、曖昧な質問には曖昧な答えが返ります。最新モデルは、型のある質問を持っている人ほど恩恵が大きいと考えています。

明日やれる一歩

いま使っているAIと、Argonに、まったく同じ質問を1つ入れて比べてみてください。質問は、たとえば「道の駅の新商品(地元の米粉を使った菓子)のPOP文を、40字以内で3案」のような、日頃の実務の1場面で十分です。所要時間は10分ほどで、お客様の個人情報は入れません。答えを並べれば、乗り換える価値があるかを自分の目で判断できます。

図2: 明日やれる一歩。実務の質問を1つ決め、今のAIとArgonに同じ質問をして答えを並べて比べる

ニュースを追うより、自分の仕事で1回試すほうが確かな判断材料になります。

出典: ITmedia AI+「Gemini 4 Argon」一般提供開始