道の駅や直売所で、規格外品を加工した6次産業商品を説明するとき、つい「無添加」「低温殺菌」「加糖練乳」などの用語を使いがちです。作り手には当たり前でも、初めて見る観光客にはピンときません。そこで、AIに「言い換え役」を任せる方法を紹介します。
そのまま使えるプロンプト
あなたは商品説明の言い換え担当です。
次の文章を、この商品を初めて見る人にも分かるように書き直してください。
・読者は県外から来た観光客。60代の方も想定
・専門用語は日常の言葉に置き換える
・置き換えた用語の一覧も最後に出す
・分からないことは推測せず「要確認」と書く
【文章】(ここに元の説明文を貼る)
なぜこの書き方が効くのか
ポイントは「読者を具体的に指定すること」と「推測させないこと」です。「やさしく書いて」だけだと、AIは文章全体をふわっとさせ、肝心の情報が抜けがちです。読者像を決めると、言葉を選ぶ基準が定まります。
また「要確認」の指示があると、原材料や製法など事実に関わる部分を勝手に補われず、安心して見直せます。用語一覧を出させるのも大事で、POPやメニュー、SNS投稿で表記をそろえられ、スタッフ間のばらつきも減ります。
現場での使い方
たとえば新潟の米粉スイーツの説明に「グルテンフリー」とあれば、「小麦粉を使わず米粉で作っています」と言い換えられます。ただし「アレルギーに配慮」といった安全に関わる表現は、AIの出力をそのまま載せず、製造担当者の確認を挟んでください。
つまずきやすいのは、AIが「低温殺菌」を「やさしい加熱」のように言い換えて、温度や時間の情報が消えることです。数字が大事な商品では「温度・時間などの数値は残す」と1行足してください。また、観光客向けと地元のリピーター向けでは言い換えの深さが変わります。初めての方にはかみ砕き、常連には元の用語を残す、と使い分けると迷いません。プロンプトの末尾に「数値は元のまま残す」と書き足しておけば、直す手間も減ります。
明日やれる一歩
売り場にある商品説明を1つ選び、上のプロンプトをそのままコピーして貼り付けてみてください。出てきた言い換えを同僚や家族に読んでもらい、「意味が分かる?」と聞くところまでやれば十分です。