何が発表されたのか
OpenAIは10月7日、ChatGPTに新モデル「GPT-6」と新機能「インテリジェントUI」を加えたと発表しました(Impress Watchの報道による)。これまでは文章で返ってくるだけでしたが、図や表、ボタンやフォームで操作できる画面が答えとして出てきます。「割り勘計算ツール」のような小さな道具を、頼むだけでその場で作らせることもできます。まず有料プランで使え、無料プランへは8日以降に順次広がるとされています。
新潟の現場では何が変わるか
良い面は、表計算が苦手な方でも「自分用の小さな道具」を持てることです。たとえば道の駅の直売所なら、「来店数と客単価を入れると、野菜の仕入れ量の目安が出る表」を頼んで作れます。雪の季節の宿泊プランを、人数や泊数を動かしながら比べる画面も考えられます。
一方で注意も要ります。AIが作った計算式は、まれに間違えます。出た数字は電卓で検算してから使ってください。また、売上や顧客の情報を入力する前に、使っているプランのデータの扱い設定を確認しておくのが安全です。現場で迷いやすいのは「便利そうだから」と数字を丸ごと信じてしまう点です。最初は、失敗しても困らない試算から始めるのが無難です。たとえば繁忙期の前に、スタッフと一緒に画面を見ながら「この人数ならおにぎりは何個仕込むか」を話し合う使い方なら、数字の根拠が全員に見えるので、経験に頼りがちな判断を共有しやすくなります。ただし画面が整って見えても中身が正しいとは限らないため、前年の実績と照らし合わせる習慣も添えておくと安心です。
明日やれる一歩
ChatGPTを開き、次のように頼んでみてください。「米粉スイーツの原価計算ツールを作って。材料費、歩留まり、販売価格を入力すると、1個あたりの利益が出る形で」。出てきた画面に、手元の数字を2〜3個入れて、いつもの電卓の結果と合うかを確かめるところまでが、最初の一歩です。10分ほどで、この機能が自社の仕事に合うかどうかの感触がつかめます。